ちょいワルはアンダーシャツをも選ぶ時代になった!
◆ ちょいワル親父に大きな変化
30代や40代の男性というのは、世間から見れば働き盛りでもありますし、同時にオジサンという印象を与えますよね。大人の男として脂が乗ってきており、これから自分の人生を歩むという風に感じる人が多いですが、世間との受け止められ方のギャップに悩んでいる人は、とても多くなっていると言われます。 このギャップを埋め尽くすべく誕生したのが、ちょいワル親父です。このちょいワル親父は、最初は服装を若者向けにするだけでなく、大人の色気を出すという面での発達に留まっていました。 ところが最近は、そのちょいワル親父に大きな変化が生じきているようです。それは外見だけでなく「見えていないところ」にもオシャレ要素を加えるというものです。
■ちょいワルの定義とは
ちょいワル親父といえば、今まではダサいオジサンスタイルだった人が、若者ファッションと年齢に合わせた渋みを加えること大きな変化を出すことに成功したスタイルですよね。これは大きな話題になり流行語にも選らばれるのではないかと言われるほどでした。
ですがこのちょいワルという言葉が出てきてから、5年以上が経過してきました。するとすっかりとこの言葉は定着しており、逆に女性から「ふる~い!」と言われるようになってきたようです。そのために、ちょいワルファッションで外を歩きたくても、中々それが出来なくなってきている人もいるのだとか。
そんな人のために、アパレル業界では変化を出すことに工夫をもたらすようにしました。それが「アンダーシャツ」へのこだわりです。
特徴のあるアンダーシャツを開発
◆ 下着専門店の変化
■専門店なども困惑をしている
今までアンダーシャツにスポットを当ててきた時代は特にありませんでした。下着専門店が、多少の変化を出すということはありましたが、そこまで変化を出すことで何かが変わるのかどうかが分からなかったんですね。
そのため、どのメーカーも無難なアンダーシャツしか販売をしてきませんでした。ところが、ちょいワル親父が外見だけでなく見えないところにも力を入れていることが分かるようになると、資金を豊富に持っている大企業を中心にして、大きな力が働くようになりました。
こうしたところから、どんな方向性があるのかというのを認識できるようになったのです。そしてこぞって下着メーカーなどが、特徴のあるアンダーシャツを開発して、独自の路線で販売するようになりました。 これはインナーに関して大きな変化が生じた始まりでもあります。
第二ボタンを外したとしても?
◆ 大人な男のオシャレ
■アンダーシャツへのこだわりにも変化が!?
ちょいワル親父が求めるアンダーシャツは、Yシャツの第二ボタンを外したとしても、中身が見えないというクセのある部分でした。アンダーシャツは、見えてはいけないものだという認識が、30代や40代の男性にはとても多いのですね。
そのため、まずは見えないということが大前提なワケです。最近は第二ボタンを外してもアンダーシャツが見えないほど、深いVネックになっているシャツもありますので、そこから何を求めるかどうかが重要な考え方になってくるのです。
Vネックになっているアンダーシャツは今までもありましたが、それよりも大きく深くカットされているので、かなりハデなファッションをしていたとしても、何ら問題なく演出が可能となります。
女性ウケも狙ったこの工夫は、今後も広まっていくのではないかと言われます。 このように、ちょいワル親父が考えているファッションへのこだわりや見方は、言葉が浸透してから大きく変化をして、独自な路線を走っています。そこをアパレル業界などが、どこまで理解を深められるかが重要となります。 アンダーシャツに求める範囲は、以前のそれとは大きく違ってきています。大人な男がオシャレに目覚め、各自がアレンジを進めるようになったことも、この変化を象徴するものだと言われます。