ビジネスシーンに合わせてインナーは変化してきた
オシャレや機能性
◆ 話題の「エアリズム」
■オシャレは二の次という状況が続いた
まずはスーツにネクタイという、一般的なビジネススタイルから見ていきます。このタイプになると、身だしなみという面が重要視されており、オシャレや機能性などは二の次という感じがしますよね。
最近はその流れが大きく変化するような仕組みが次々に登場しています。たとえば、通気性を良くして暑苦しさから軽減させるようなものも登場していたり、靴の中がムレないような革靴が開発されたりと大きく変わっていきました。
スーツにネクタイをする人が働きやすいようにするには、何が必要なのかを開発会社はとことん追及していき、現在はとても過ごしやすいようになりました。こうした変化はまだまだ今後も続いていくのではないかと言われます。
■エアリズムに代表される吸湿性に優れたインナーが人気に
では仕事でスーツにネクタイという一般的なスタイルでない人に対しては、どんなアプローチをしているのでしょうか。ユニクロなどに代表される大手ブランド会社は、独自にそうした人に向けた商品を開発しています。
その代表的なものが「エアリズム」ですね。汗をかいてもすぐに乾いてくれて、ムレにくくしてくれています。さらに吸湿性にも優れているので外側に汗を漏らさない工夫をしており、汗は大量にかいても問題がありません。
料理人などは火の前で仕事をして、積極では冷房がきいている部屋に行くなど、気温変化が激しいことがあります。そうしたときには汗がすぐに乾かずに、冷たくなってしまい体調不良を引き起こす場合もあります。
それでは満足した仕事をすることが難しいですよね。そこをまずは考える必要があり、気温変化が激しい場合でも普段どおりの活動ができるかどうかが重要になってくるのです。
実用性とオシャレを揃えたインター
◆ 「みっともない」と思われているかも・・・
■インナーはどんなビジネスの人にも重要となった
インナーの変化は、スーツにネクタイというスタイルの人の間にも浸透しています。というのも、夏場はクールビズになったことで、中のインナーが持つ役割が変化をしてきているのです。
今までは汗を吸収してくれればそれで良かったのですが、そこから違う変化を求められるようになってきたのです。それは外から絶対に見えないというものです。
汗を吸収してくれ、汗ジミを防いでくれるというのは当たり前のことで、さらにそこから新しい特徴が必要となったわけですね。そこにクールビズが該当するようになり、中に着ているインナーが見えないようにして欲しいという要望が増えてきたわけです。
このようにして、インナーはどんな仕事をしている人にとっても重要な機能を持つようになりました。今までは適当に選んでいた人も、これからはインナーにはしっかりと注意を払って購入を考えていかなければならないでしょう。 そこを怠ると、ダサい男という認定を受けてしまいます。汗臭い男はそれだけ仕事を頑張っている証でもあるのですが、同時にエチケットが出来ていない男という風にも思われてしまうのです。 それでは同世代の男性よりも評価を下げてしまう結果になりますよね。これはとても大変なことですから、すぐにでも変化を必要とあれるでしょう。